出雲から南西へ約1時間。島根県の三瓶山の山奥にある「足元湧出源泉」で温泉通には有名な湯治場。昔は宿もやっていて湯治客限定だったらしい。
親切な女将さんに案内してもらっていざお風呂へ。入り口を入ると狭い脱衣所があり、脱衣所から階段を 階段を降りると狭い洗い場（石鹸の使用禁止）と、4〜5人が入浴可能な正方形の浴槽が1つ。浴室全体に歴史を感じられ鄙びた感が漂っていてとても良い感じ。昔湯治場だった雰囲気が濃く残っている。
早速お湯をいただく。浴槽の足元には板が惹かれていて、板の隙間からポコポコと沢山の気泡が浮かんでいる。黄褐色のお湯はかなり温めで強い金気臭がするが舐めてみるとなんと甘い！高張泉（浸透圧の関係で体に温泉が染みこんでいく）で、特に皮膚に良いらしい。戦時中に広島で怪我をされた方が沢山来ていたと男湯からの話し声が聞こえた。
お湯が温めなので、冬場は上がり湯用に薪で沸かした五右衛門風呂（1人用）で温まって上がるらしいが、男女共有で女性風呂側からも男性風呂側からもカーテンで仕切られていて声を掛けながら入るとのこと。すごく濃いお湯だった！

千原温泉
◆島根県美郷町千原1070
◆TEL:0855-76-0334
◆日帰入浴料：大人500円、子供300円
◆日帰営業時間：8〜18
◆定休日：木曜日
◆駐車場 ：5台(無料)

◆訪問日：2009年8月15日／日帰り

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