1191年創業の老舗高級旅館。昭和初期に建てられた木造の建物はモダンなレトロ感を醸しだしていて落ち着いたとても良い雰囲気。
日帰り入浴をするつもりだったが、週末は食事付でないと入浴できないとのことで、急遽「日帰入浴料+ランチプラン」を申し込む。
食事前にまずはお風呂へ。脱衣所や洗い場は思っていたより狭いが清潔感り。源泉浴槽は、洗い場から細いスロープを下ってお湯の中へ浸かる様になっている。スロープの先は浴槽になっていて、木の仕切の奥が半露天半混浴露天風呂になっている。半混浴半露天風呂は、男湯と女湯の仕切が低くて立ち上がるとお互いを覗けるが、座るとお互いがまったく見えない。スケベ心で女湯を覗くような人はめったにいないと思うけど、もし覗かれたとしても、濃い濁り湯なので肩までお湯に浸るとまったく見えないので大丈夫。お湯は赤褐色で強い塩味がする。金気臭がするかと思いきやほぼ無臭でお湯にパンチ力少なし。源泉は、「上大坊」と同じ天神源泉だと思っていたが、自噴の自家源泉と神戸市のお湯の混合泉で、神戸市のお湯は油量が足りないとか枯れたとか書かれていたらしい。帰宅後公式HPを見ると「かけ流しであっても、適切な消毒をしなければ、有害な細菌を決して排除することはできません。そのため、私どものシステムでは、補助の貯湯槽に殺菌剤を注入できる装置を設けることで、適宜消毒できるようにしています。」との書き込みを発見。正直に書いていることは高評価なのだがちと残念…。
フロントやレストランでの接客はさすが高級旅館で丁寧親切で文句なし。館内の雰囲気もレトロだが高級な趣があって素敵だった。食事の味は普通だったかな。
※お風呂の入り口付近に大型のワインセラーが有りロマネコンティ（どんなに安くても30万円は下らず、良作年の物は1本100万円を超える）が4・5本有った。宝くじが当たったら、こちらに宿泊してロマネコンティをあけるど！（変な野望。しかも小さい…）

陶泉 御所坊
◆兵庫県神戸市北区有馬町835
◆078-904-0551
◆日帰入浴料：1575円(平日のみ・ﾌｪｲｽﾀｵﾙ貸出込)､
　日帰入浴料+ﾗﾝﾁﾌﾟﾗﾝ：日帰り入浴料+食事代2940円〜
◆日帰営業時間:11〜14
◆定休日 ： 不定休
◆駐車場:約100台(無料)

◆訪問日：2010年9月19日／日帰り

なんとなくロココ調洗い場。カランは６つ。奥が白湯の内湯

丹波の黒豆の湯豆腐膳「丹波黒山家豆腐」￥3675。お洒落な湯豆腐の器。

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